こんにちは、ROI美容外科の代表院長、ユ・ヨンギです。
今日は「笑った時だけ」片側の目の下が大きくふくらんで長くストレスを感じていらした30代後半の女性患者様の症例をご紹介します。
この方は当院にお越しになる前、すでに複数の医院でカウンセリングを受けられていました。お聞きになった回答はほぼ同じだったそうです —— 「筋肉の問題なので手術では改善されません。」 最後にもう一度だけ、大きな期待もなく当院にお越しになったそうです。
無表情ではふくらみがほとんど見えませんが、笑った時に患者様の右側(画像左側)が明らかにふくらむ点にご注目ください。
無表情では問題ないのに、笑った時だけふくらむ理由
上の写真をもう一度ご覧ください。無表情ではダークサークルと色素沈着はありますが、ふくらんだ脂肪はほとんど見えません。しかし笑うと片側の目の下が大きくふくらみます。
このような場合、単純な筋肉だけの問題ではありません。 正確な診断から見直す必要があります。
正確な診断 — 「筋肉」ではなく「筋肉と脂肪の癒着」
笑った時に眼輪筋(orbicularis oculi muscle、目の周りの筋肉)が収縮し、涙袋が少し目立つのは自然な現象であり、むしろ可愛らしい印象を与えることもあります。
問題はその下です。この方の場合、涙袋自体は正常な大きさなのですが、その下の脂肪が眼輪筋に強く癒着しており、眼輪筋が収縮するたびに付着している脂肪が一緒に引きずり下ろされて大きくはみ出ていました。
つまり、筋肉自体が問題なのではなく、筋肉と脂肪の間の癒着が核心的な原因だったのです。このような場合、下眼瞼脂肪再配置手術で十分に改善できます。ただし、どのように剥離するかが結果を左右します。
手術の核心 — 「癒着を残さない剥離」
この方は結膜経由法(transconjunctival approach)で行いました。目の内側の結膜から入る方式なので、皮膚には痕が残りません。
手術中に実際に見てみると、「ここはなぜこんなに癒着が強いのだろう?」と感じるほど筋肉と脂肪が強固にくっついていました。他院で「筋肉の問題で手術が難しい」とおっしゃっていたのは、この癒着を完全に剥がすことが技術的に難しいという前提があったのではないかと推測されます。
今回の手術のポイントは単に脂肪を再配置することではなく、次の3点でした:
- 眼輪筋と脂肪が付着している空間を上から下まで、一切残さず剥離する
- 剥離した脂肪を適切な位置に再配置する
- 縫合時に再び癒着しないよう整える
この3段階をすべて綺麗に仕上げることでした。癒着が少しでも残ると、結局笑った時に再び引きずり下ろされてふくらみが戻ってしまいます。
術後10日目 — 患者様の満足度
幸い手術はうまく終わり、術後10日目の診察では患者様がいつもと違って大きく笑ってくださいました。
「以前は人前で笑ったり写真を撮る時、無意識に目の下を隠していたのですが、その癖がなくなりました。」
手術結果自体よりも、日常の小さな癖がなくなったことを最も喜んでくださった姿が印象的でした。
まとめ — 同じ診断名でも結果は違う
「下眼瞼脂肪再配置」という用語はどこでも同じです。しかし医師ごとに、剥離をどこまで進めるか、癒着をどこまで丁寧に剥がすか、脂肪をどの位置に再配置するか、縫合時にどう整理するかが全く異なります。
だからこそ同じ診断名でも結果は患者様ごとに大きく異なり、「筋肉の問題で手術ではダメ」と言われたとしても、別の医師には別の答えが出る可能性があります。
無表情の時より笑った時に片側だけふくらむ方、他院で「手術での改善は難しい」と言われた方は、診断から見直されることをお勧めします。原因が単純な筋肉ではなく癒着・再配置の問題であれば、十分に手術で改善できる可能性があります。
施術・安全情報
- 施術名
- 下眼瞼脂肪再配置 — 結膜経由法(transconjunctival approach)、皮膚切開なしで結膜内側からアプローチし、眼輪筋-脂肪の癒着剥離 + 脂肪再配置
- 患者
- 30代後半 女性
- 撮影時点
- Before / 術後10日
- 起こりうる副作用
- 出血、内出血・腫れ(通常1〜2週間)、結膜浮腫・刺激感、一時的なドライアイ感、左右差、色素沈着、再発の可能性(体重・加齢の影響)、まれに眼球刺激・視野の一時的なかすみなど
- 注意事項
- 術後の眼科的な定期経過観察を推奨、回復期のサウナ・激しい運動制限、紫外線対策
— ユ・ヨンギ(Youngkee You, M.D.)