1. ネックリフトとは?
ネックリフトは、首のたるんだ皮膚と筋肉 — 特に活経筋(Platysma)を精密にリフトアップし、はっきりした顎ラインと滑らかな首のラインを作る手術です。
加齢により顎下の皮膚がたるみ、活経筋が分離して首に縦のバンドが現れ、顎と首の境界があいまいになります。ネックリフトはこれらの変化を根本から補正し、若々しくシャープな横顔を取り戻します。
ネックリフトで改善できること
顎ラインの明確化
はっきりした顎ラインを取り戻し、顔と首の境界をシャープにします。
首の縦バンドの除去
分離した活経筋(Platysma)を再縫合し、首の縦バンドを除去します。
二重あごの改善
顎下に蓄積した脂肪を除去し、たるんだ皮膚をリフトアップして、すっきりとした顎ラインに仕上げます。
深部構造の輪郭補正
必要に応じて、肥大した顎下腺(submandibular gland)や二腹筋前腹(digastric muscle)まで評価し、部分切除によって洗練された顎下の輪郭を作ります。
2. 二重あご彫刻
二重あごは単純な脂肪蓄積の問題ではありません。
皮膚のたるみ、活経筋のゆるみ、深部構造(顎下腺・二腹筋)の肥大が複合的に組み合わさって生じます。
原因別のオーダーメイド治療が不可欠です。
① 脂肪型
顎下に余分な脂肪が蓄積したタイプ。
- •顎下脂肪吸引で余分な脂肪を除去
- •皮膚の弾力が良好であれば脂肪吸引のみでも効果的
② たるみ型
皮膚と筋肉の両方が下垂したタイプ。
- •活経筋(Platysma)の縫合と皮膚リフトの併用
- •フェイスリフトとの併用で最大の相乗効果
③ 顎下腺の肥大
顎下腺(submandibular gland)が肥大し、顎下が凸状に見えるタイプ。
- •脂肪吸引のみでは改善できないよくある原因
- •精密な評価のうえ、必要時には顎下腺の部分切除を実施
④ 二腹筋の肥大
二腹筋前腹(digastric muscle)が肥厚し、顎下が膨らんで見えるタイプ。
- •脂肪・皮膚処置だけでは滑らかな顎下のカーブが得られない場合
- •筋肉の部分切除により、深くすっきりとした頸顎角を形成
正確な診断の重要性 — 似たような二重あごでも、原因は全く異なる場合があります。脂肪・皮膚・筋肉だけに着目しても満足のいく結果は得られないことがあり、本当に滑らかな顎下のラインを得るには深部構造(顎下腺・二腹筋)まで精密に評価する必要があります。
ROIの二重あご彫刻
単なる脂肪除去にとどまらず、精密な脂肪吸引と活経筋(Platysma)の縫合を組み合わせ、
顎から首までシャープなラインを彫刻します。
- ✓ 精密脂肪吸引: 顎下と首の脂肪を均一に除去し自然な輪郭を形成
- ✓ 両側の活経筋縫合: 正中縫合 + 両側外側懸架により、首中央のバンドと顎下のたるみを共にしっかりタイトニング
- ✓ オーダーメイド設計: 患者様の骨格と皮膚状態に合わせた最適な顎ライン・首ラインを計画
3. ネックリフト vs 二重あご彫刻
どちらの手術が自分に合うのか?
この2つは別々の手術ではなく、ネックリフトは二重あご彫刻を含むより広い概念です。 患者様の皮膚のたるみ程度と年齢に応じて、どこまでアプローチするかを決定します。
二重あご彫刻
皮膚のたるみがほとんどない、比較的若年の患者様
切開位置
あご下の自然なしわに沿って 約3cmの1か所のみ 切開 — 目立ちにくいです。
手術内容
その切開を通じて内部構造(深部脂肪・肥大した唾液腺・広頚筋など)を リシェイピング してあごのラインを引き締める概念。
皮膚の処理
皮膚切除は行わない — 皮膚自体の弾力が維持されている方に適しています。
ネックリフト
皮膚のたるみを伴う患者様(主に中年以上)
切開位置
あご下の切開に加えて 耳の後ろ、たるみが強い場合は耳の後ろから 生え際の前側 に沿って目立たない領域まで延長。
手術内容
二重あご彫刻の 内部リシェイピングを含み、たるんだ皮膚を上後方に引き上げて 余分な皮膚を切除。
皮膚の処理
皮膚を引っ張って除去するため、あご・首のライン全体がリフティングされ綺麗に整います。
一目で整理: 二重あご彫刻は 「内部構造のリシェイピング」 に集中した小さな概念であり、 ネックリフトはそこに 「皮膚リフティング」 を加えたより大きな概念です。 カウンセリング時に皮膚のたるみ程度・年齢・生活パターンを総合的に判断し、最適な方法を一緒に決定します。
4. ROIの差別化ポイント
フェイスリフトとの相乗効果
ネックリフトは、フェイスリフトと併用したときに最高の結果を発揮します。
中下顔面と顎・首ラインを同時にリフトすることで、
顔から首まで一筋の自然なラインを作り出します。
両側の活経筋(Platysma)縫合
多くの執刀医は活経筋を正中のみで縫合します。
正中縫合だけでは首の縦バンドは整いますが、側面のたるみは取り残されがちです。
ROIでは両側外側懸架 — 活経筋を両側の乳様突起(mastoid bone)に固定 — を追加し、
顎下のたるみまでしっかり引き上げます。
必要に応じて部分切除も行い、くっきりとした顎ラインと深くすっきりとした頸顎角を実現します。
深部構造の評価
表面の脂肪や皮膚だけでなく、顎下腺と
二腹筋前腹の肥大も評価し、
必要時には精密な部分切除を行って滑らかな顎下のカーブを形成します。
このステップを省くと、脂肪吸引やリフトの効果に満足できないことが多いです。
安全な唾液腺切除 — リガシュア(LigaSure)使用
肥大した唾液腺を切除する際は、どの機器を使うかが安全性を左右します。
一般的な電気メス(Bovie)やバイポーラで唾液腺を切除すると
焼け焦げた組織(eschar)が生じやすく、周囲組織が熱損傷を受けやすくなります。
この焼け焦げが残ると、周囲への炎症が広がるリスクが高まります。
ROI美容外科はリガシュア(LigaSure)を使用し、焦げをほとんど残さず清潔かつ安全に切除します。
リガシュアは使い捨てチップが必要な高価な機器ですが、
利益が減っても患者様の安全のために積極的に使用するのが当院の方針です。
層別の精密アプローチ
皮膚、脂肪、活経筋、深部構造をそれぞれ個別に処理する
多層アプローチにより、自然な見た目と長持ちする結果をお届けします。
5. こんな方におすすめ
二重あごでお悩みの方
体重に関係なく顎下脂肪が残っている方、食事制限や非手術治療では二重あごが改善しない方。
首の縦バンドが目立つ方
活経筋(Platysma)のゆるみで会話や表情の際に縦バンドが目立ち、首が老けて見える方。
顎ラインが崩れた方
ジャウル(jowl)とたるみによって顔と首の境界があいまいになり、下顔面が実年齢より老けて見える方。
フェイスリフトをご検討中の方
フェイスリフトとネックリフトを同時に行うことで、完全に一体化した自然な若返り効果を求める方。
6. 回復ガイド
回復期間は個々の健康状態や体質により異なります。
術後1日目
ドレッシング交換のため必ずご来院ください。手術部位の状態を確認し、ドレーン(留置した場合)の抜去可否を判断します。
術後7日目
抜糸を行います。顎下中央のみを切開する顎下の輪郭形成(二重あご整形)は7日目に抜糸します。顎下と耳の後ろを切開するネックリフトは、顎下は7日目、耳の後ろは12日目に抜糸します(耳の後ろも回復状態により7日目の抜糸が可能で、医療陣の判断で決定します)。この時期には内出血や腫れの大部分が引いています。
術後2週目
ほとんどの患者様が日常生活と軽い社交活動に復帰可能。残っている腫れは通常メイクでカバーできます。
最終結果
1〜3ヶ月かけて残りの腫れが引き、顎ラインと首のラインが徐々にシャープになります。約3ヶ月で自然で若々しい首のラインが完成します。
注意: 内出血・腫れ・感覚の変化には個人差があります。職業や生活スタイルに合わせた復帰スケジュールは、カウンセリングでご相談いたします。
症例写真(術前・術後)
ROI美容外科で実施したネックリフト・二重あご彫刻の実際の症例
症例 #1
29歳女性 / 撮影時点:術後3ヶ月
ネックリフト(広頚筋形成 + 深部脂肪・顎下腺の部分切除)
症例説明・副作用についての詳細
背景: 当院にお越しになる前、他院で二重あご部位の脂肪吸引を2回受けられましたが、厚みのある二重あごが残存しストレスを感じていらした方です。
原因分析: 広頚筋(Platysma)より浅層の表在脂肪のみの問題ではなく、より深い層の深部脂肪と肥大化した顎下腺などが厚い輪郭を形成していたことが確認されました。脂肪吸引のみではアプローチできない層でした。
手術内容: 深部脂肪および肥大した顎下腺の安全な部分切除 + 広頚筋を正中だけでなく外側にも引いて強固に固定(Lateral Platysmaplasty)。
起こりうる副作用: 出血、血腫、感染、神経損傷(一時的/永続的な感覚低下)、左右差、瘢痕、唾液腺切除部位の腫脹、体重変化・加齢による再発。
注意事項: 回復期の圧迫バンド着用、激しい運動・サウナの一定期間制限、定期的な経過観察。
※ 結果には個人差があります。本症例は患者様の書面同意のもと掲載しております。
症例 #2
59歳 女性 / 撮影時期: 術後5ヶ月
フェイスリフト + ネックリフト(同時施行)
症例説明・副作用についての詳細
背景: 年齢とともに頬・フェイスラインがたるみ、首から顎下のラインまでぼやけてきたため、顔の下半分を全体的に整えたいとフェイスリフトとネックリフトを一緒に受けられた方です。
手術内容: たるんだ頬・フェイスラインはフェイスリフトで引き上げ、緩んだ首のラインはネックリフトで整え、顔の下半分全体を一度に自然に仕上げました。
起こりうる副作用: 出血、血腫、感染、神経損傷(一時的/永続的な感覚低下)、左右差、瘢痕、切開部の脱毛、体重変化・加齢による再発。
注意事項: 回復期の圧迫着用、一定期間の激しい運動・サウナ制限、定期的な経過診療。
※ 結果には個人差があります。本症例は患者様の書面同意のもと掲載しております。
症例 #3
30代後半 女性 / 撮影時期: 術後9ヶ月
フェイスリフト + ネックリフト(同時施行)
症例説明・副作用についての詳細
手術内容: たるんだ頬・フェイスラインはフェイスリフトで引き上げ、緩んだ首のラインはネックリフトで整え、顔の下半分全体を一度に自然に仕上げました。
起こりうる副作用: 出血、血腫、感染、神経損傷(一時的/永続的な感覚低下)、左右差、瘢痕、切開部の脱毛、体重変化・加齢による再発。
注意事項: 回復期の圧迫着用、一定期間の激しい運動・サウナ制限、定期的な経過診療。
※ 結果には個人差があります。本症例は患者様の書面同意のもと掲載しております。
ご案内: すべての写真は患者様の同意のもとに公開しており、手術結果には個人差があります。
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